メラモンでっす。
たまにもらう転職相談の中から、今回は保険営業から別業界の経理事務へ転職した方の話を書いていきたいと思います。
前回の紹介は営業から大学事務へ転職した方の話でしたが、毎回話を聞かせていただいて感じるのは人の数だけ、転職理由があるというところです。
それではさっそくいってみましょう。
保険営業から人材業界の経理事務へ転職した動機
転職した動機の前に、スペックを少しだけ紹介させていただきます。
年齢:25歳 女性
新卒で大手保険会社へ入社し、個人営業へ配属されました。
保険の個人営業は本当に大変そうなイメージがあります
”保険の営業”というと、友人からもよく「大変そう」と言われてました。
私も入社前は友人と同じようなイメージを持っておりましたが、実際のところは研修体制が整っていたり、上司からの手厚いサポートや指導もあり、目標件数を達成しなくてもすごく怒られたりすることはないので、業務面ではイメージほど大変ではありませんでした。
転職した理由①:給料問題
私が勤めていた某国内大手保険会社の給与体制は当初、基本給約10万円にプラス歩合(獲得した保険種類によって大幅に変動)でした。
こういった給与形態は保険業界や不動産業界に多いようです。
新人のうちは上司が件数をくれたいり、すでに加入しているお客様のリストをもらうため、中には更新といってお客様自身Noと言えないようなラッキーな契約もあったりと、いい調子で契約を上げていけるのですが、そういった甘やかしてもらえる状況は最初のほんの数ヶ月間だけでした。
半年たつ頃には件数がとれず歩合分が減っていくため、ずるずると給料が下がっていってしまいました。
歩合制度って夢がありそうですが、反対に地獄もありそうですね
転職した理由その②:きつい営業
会社からいただいたリストをあたりつくしてしまうと、今度は身内や友人を当たれだの、飛び込みで新規開拓をしてこいだの、私が思い描いていた「営業の大変なイメージ」の象徴と言えるほどの仕事内容に変わっていきました。
件数をとらなければ下手をするとバイトをするよりも給料が少ないのですが、かといって断られることに抵抗がある私の性格では新しい家や会社にズケズケと入っていけるほどの勇気はなく、支給額は月々下がっていきました。
その上、社員ではなく"個人事業主"という会社にとって都合のいい扱いで、経費(お客様に渡す粗品やお礼の食事等からDMを送る切手代まで全て)は自分で支払わなければならず、それが返してもらえると言う制度もなかったため、少ない給料の上にさらに仕事でお金をつかわなければいけないという最悪なループに陥っていきました。
転職した理由③:知り合いから紹介してもらえた
このまま続けていても、給料は下がり出費は増えるばかりなので「そろそろ転職しなきゃなぁ。」と考え始めていました。
転職サイトやエージェントにも登録して、就活半分、営業半分で業務をしていたのですが中々決まらなかったのです。そんな時期に、知り合いが経営している人材会社に私から何か私にできる仕事がないかと聞いてみたのです。
その会社の経理事務をやってくれる人をちょうど探していたとのことでした。
事務ならパソコンを使う仕事に興味があったし、経理なら過去に取得した簿記の資格や、保険会社で取得したファイナンシャルプランナーの資格も活かせるのではないかと考え、ある程度面談等をしてもらった上で、そちらへ転職することができました。
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人材業界の経理事務へ転職して苦労したところ
今まで営業しかしたことがなく、異なる業界の事務となると入社してからは大変なことが多かったです。
時に私が苦労したところを書いていきます。
転職して苦労したところ①知識不足
税理士さんとのやりとりを始めてすることになり、持っているとはいえ今まで実務経験で活かしたことのない簿記の知識が必要になってきて、まず思い出すことに苦戦しました。
もちろん簿記の勉強をしたことのない人に比べればラッキーだったかとは思いますが、なにせ5年ほど前に勉強したきり触れていなかったので、当時のかすかな記憶では足りず、新たに勉強する必要がありました。
また、数多い口座取引の中、仕訳を間違えたりしてしまうと遡って修正しなければならないということになってしまうため、会社のお金を管理しているという責任ととも失敗してしまった時の恐怖と隣り合わせで業務をする日々ではあったので、もともと持っていた事務のイメージよりはるかに大変だなとなれるまではもがきながら仕事に取り組んでいました。
わかります!私も転職して最初に苦労したのは、一から勉強しなければ追い付けないので覚えるまでが大変でした!
転職して苦労したところ②:エクセルの能力不足
エクセルを頻繁に使うようになり、各事業ごとそれぞれの給与体制がある中、どのような数式を入れれば間違うことなく効率的に数字を求められるのかという工夫が求められました。
エクセルの資格も取得はしていましたが、その後仕事で使うとしても入力するだけで、応用をほとんど経験したことありませんでした。
まずこういうことを求める数式は存在するのかなど持っていない知識を埋めていく必要があったので、そこでも苦労しました。
社内に私よりもそういったことに詳しい人はいなかったため誰かに聞くこともできず、グーグルで検索して新しい発見をするという日々でした。
せっかく入れた数式からエラーが発生するなど、調べて入力すればできるという簡単な工程ではなかったので、最初はより苦戦したことを覚えています。
転職して苦労したところ③責任者
何よりも一番プレッシャーだったのは、会社の役員会議などでも使われるキャッシュフローを算出するシートの責任者が私だったことです。
事業計画を立てたり、問題を出して解決に向かっていく上で重要な資料となるキャッシュフローが正しく出ていなければ話にならないため、日々正確な数字を把握し打ち込んでいく必要がありました。
「ここの数字どうなってんの?」や、「このパーセンテージおかしくない?」などと役員の方から指摘が入ったときには、正しいと思って入れている分まずどこが間違っているのかを求めなければならず即答はできないし、かといって時間をかけることはできないという恐怖がありました。
怒られることが大の苦手な私は、少しでもつっこまれることのないよう、丁寧に業務をしようと心がけていました。
怒られるというのはいつになっても嫌ですよねw
人材業界の経理事務へ転職して良くなったところ
歩合給から固定給になったこと
自ら売上を立てたりしない分、給料に歩合がプラスされることはありませんが、生活は十分できるような金額での固定給になったことです。
生活できる分の給料はもらえるのだろうかと日々不安を抱えながら仕事をしていた保険の営業に比べ、そういった不安要素がないため仕事に楽しんで没頭することができました。
また会社用に使ったお金は私が経理をしていることもあり確実に精算できるため、会社で使うものを自らのお財布で買うと言うことは一切なくなりました。
その分趣味に費やせるお金ができたり、休みの日の買い物をより楽しめるようになったので、休みの日の充実にもつながりました。
また、貯金もすることができるようになったため、より綺麗で会社へ徒歩で通える家に引っ越すことができたのは自分でも驚きましたが嬉しかったです。
経営の知識を身に付けられる
事務であるにも関わらず、経営についての色々な知識を身につけられたことも転職してよかったところです。
保険の営業をやっていた時でも、入社して間もない頃に保険についての知識をつけられたことはすごくよかったのですが、営業に関しての勉強をさせてもらえる機会はなかったので、最初つけた知識よりも広がっていくことはあまりありませんでした。
しかし会社にとって重要な税金や国の制度、エクセルシートの作り方から色々な手続きまで幅広くやらせてもらえているため、新しい知識が身につけられる毎日を送っております。
その分大変なことは多いですが、もしまた転職するとなっても出せる武器が増えているので、転職に困ることもなさそう、と言うくらいの自信がつきました。
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転職して成功だったか失敗だったか
転職は勇気がいることではありますが、転職先が前の職場よりも環境の良いところであれば「もっと早くしておけばよかった」と感じる人がほとんどかと思います。
自分の実力不足以外の明らかな会社への不満があるのに、ずっとその職場で働くのは時間が限られている人生で、すごく勿体無いことだと転職した今はとても実感しています。
毎日朝起きて、「嫌だな〜」と思いながら会社に行くのか、「今日も頑張るぞ!」と明るく会社に行けるのかは、本当に自分次第です。
私は2年間勤めてからの転職でしたが、同じくらい勤めて自分の実力は上がってるのに会社への不満がある人は、転職に動いてみてはいかがでしょうか。
ありがとうございました。
まとめ
私は過去に二回転職をしていますが、最初の転職は28歳のときでした。
会社に対して不満は常にあったのですが、原動力不足でずるずると6~7年同じ会社で勤務しており、今考えてみると無駄だったのかな~って考えたりします。
しかし、無駄とは思いたくないのでそこまで考えませんが思い立ったら即行動が大事ですね。